洗濯マークの40は洗濯温度!最適な洗い方は?

洗濯マークの40って、どういうことかな。

麻衣
麻衣

2016年の年末から新しい洗濯マークになりましたね。

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下の写真は私のシャツに付いていた洗濯マークですが、
左の端に『40』って数字が書いてありますね。
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この数字の意味はなんでしょうか。
洗濯マークの数字の意味を説明します。

洗濯マークの数字は、洗濯水の温度を表します

洗濯マークの数字は、洗濯水の温度の上限を意味しています。

『40』の意味は、洗濯にお湯を使う場合は、40℃以下のぬるま湯にしてください、ということ。
お湯を使わなければ水でもOKです。


モウさん
モウさん

つまり、温度の上限を書いているだけであり、
40℃のお湯を要求しているわけではありません。

水温表示は、40℃以外にもたくさんありますが、すべて、その温度での洗濯を要求しているものではなく、加熱しすぎないように、洗濯温度の上限を規制しているものです。

その点は、誤解しないでください。

いろいろな温度表示

洗濯マークの温度表示は、次のように6種類の指定温度があります。
いずれも、その温度で洗濯することを要求しているのではなく、加熱する場合には、この温度以下にしてください、という意味です。

もちろん、加温しないで冷水で洗っても構いません。

一般家庭にける洗濯温度の実際

通常の家庭内の洗濯温度といえば、水道水の温度ですよね。
一般家庭の水道水の温度は30℃を超えることはありません。
お風呂の残り湯を使っている場合には、少しぬるま湯になるでしょうが、翌日になれば30℃を超えることはないでしょう。

ですから、特に意識しないで洗濯する場合は、洗濯マークの温度表示を気にする必要はありません。

加温して洗濯することの意味とは

洗濯温度を暖かくすると、汚れが落ちやすいのです。

汚れた台拭きを洗うときに、水で洗うよりも、お湯を使ったほうが汚れが落ちやすいのは、経験的に知っているのではないでしょうか。

特に油脂汚れについては顕著ですよね。

下のグラフは、一般的な洗剤で洗濯したときの洗濯温度と洗浄力のイメージです。



低温から40℃まで温度上昇と共に洗浄力がアップしますが、40℃を超えた辺りから伸びが鈍化します。
さらに温度を上げて、60℃を超えると急激に洗浄力が強まります。

これは、油脂の融点(油脂が溶ける温度)に関係しているようです。

家庭用の洗濯機は、60℃以上の耐熱性はありませんから、40℃まで温めれば、洗浄力に関してはほぼ目的が達成できることが分かります。

家庭内においては、温水を使うにしても40℃程度(お風呂の温度)までで十分なのです。

40℃指定にはどんな意味があるのか

いろいろな洗濯温度指定がある中で、40℃を指定しているのはどんな意味があるのかを考えてみましょう。

洗濯温度を上げると汚れが落ちやすくなるのは事実です。
ですから、洗浄効果だけを考えれば、温度制限の指定なんかしないほうが良いんです。

でも敢えて40℃以下と指定するには、それなりの理由があります。

40℃以下の指定をする理由とは

40℃の温度指定をしている衣料品は、次のような繊細な条件を抱えている衣料品が多いのです。

  • 色落ちしやすい
    きれいな色合いのおしゃれな衣料品の場合が多いようです。
    加熱されることによって、染料や顔料が分解されて変色する可能性があります。
    また、色落ちや色移りを起こすことがあります。
  • 型くずれしやすい
    洗濯温度が高いと、繊維構造が柔らかくなります。
    そのまま干して固めてしまうと、当初持っていた美しいシルエットが崩れてしまうことがあります。
  • 風合いを損ねる
    ドレープ性とか肌触りとか、その繊維独特の風合いというものがあります。
    過剰に加熱されることによって、風合いを損ねる原因になることがあります。
  • 材質が変形してしまう
    ぬいぐるみや装飾が多いコスプレ衣装などでみられることですが、充填材や装飾品の耐熱温度が低い場合に、過剰に加熱されることによって、変形することがあります

40℃指定衣料品の洗濯で気をつけること

上に書いたように、40℃指定の衣料品は、繊細な素材を使っていることが多いです。

ですから、一般の洗濯物よりも丁寧に扱うようにしましょう。

特に、洗濯マークのバケツの下にアンダーラインがついている場合は、ネットに入れるとか、弱水流を選ぶとか、優しく洗う配慮が必要です。

アンダーラインが2本ついている場合は、特に優しくしてください。
洗剤も、おしゃれ着洗い専用の中性洗剤を使うと良いでしょう。

95℃はどんなときに使うのか

温度指定の中には、95℃という、とんでもない高温の指定があります。

95℃といえば、ほぼ沸騰状態ですよ。
お釜の中に洗濯物を入れて、下から火を焚いて棒でツンツンしているようなイメージです。

日本で販売されている家庭用洗濯機は、耐熱温度が60℃程度なので、70℃や95℃での洗濯は出来ません。


95℃の洗濯にどんなメリットがあるかと言うと、実は白物の綿繊維にはとても効果的なんです。

煮沸に近い状態まで加熱すると色素を分解するので、シロが際立ってキレイになります。
綿類は耐熱温度が高いので、煮沸洗浄をしても耐えられます。
防ダニや防カビの効果があり、殺菌効果も期待できますから、衛生管理にピッタリです。

ここまで話を整理すると、用途が見えてきませんか。

そうです。
病院やホテルのシーツやリネン類の洗濯にはぴったりなんです。

当然、専用の高温耐熱洗濯設備を備えていなければ対応できませんけどね。

スイスでは一般家庭でも95℃で

スイスでは一般家庭でも、アパートに備え付けの洗濯機で95℃洗濯をするそうです。
ただし、白物限定で、色物は必ず分けますよね。

洗濯マーク全般の知識

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