洗濯マークのPってなんだろう? そう言えばFもあるなぁ!

麻衣
麻衣

衣料品のタグについている洗濯マークが新しくなってから、数年が経ちましたが、ふと見ると、よく分からない記号がありますね。
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丸に囲まれたPってなんでしょうね。

洗濯マークのPはドライクリーニング可の表示です

洗濯マークの丸印は、クリーニング専門業者に依頼するクリーニングを意味しています。
PとFは、ドライクリーニングの方法を表しているのです。
ドライクリーニングを禁止するバッテン印を併せて5種類あります。

同じ丸でも『丸にW』はウエットクリーニングなので別物です。

ペンさん
ペンさん

『P』は、パークロロエチレンの頭文字です。
『F』は、石油系溶剤を示すのですが、
以前フッ素系の溶剤を使っていたときに決められたものでフッ素の頭文字なのです。

以前のマークと比べると

以前のマークと比べてみるとこうなります。

丸囲みにPの字は

『P』の字は、パークロロエチレンの頭文字です。
丸囲みにPの字は、旧マークで『ドライ』と書かれたマークと同じ意味です。
ドライクリーニングに使われる溶剤には、パークロロエチレンとガソリンに似た石油系溶剤があります。

パークロロエチレンの方が洗浄力が強いのですが、生地を傷めやすいので素材が制限されています。
『P』の表記は、パークロロエチレンも石油系溶剤も、どちらの溶剤を使ったドライクリーニングでも可能であることを示します。

アンダーバーがあるのは、『弱いドライクリーニング操作』を求めています。

パークロロエチレンとは

エチレンに塩素が4個ついた構造の有機物で、テトラクロロエチレンが正式な名称です。
クリーニング溶剤の他、機械部品の洗浄などにも利用されています。

丸囲みにFの字は

『F』の字は、フッ素の頭文字です。
以前は、クリーニング溶剤としてフッ素を使っていましたが、地球温暖化の原因物質として使用を控えるようになり、現在ではフッ素は使われていません。

フッ素は使っていないのですが、石油系溶剤を表す文字として『F』が残っているのです。
丸の下のアンダーバーは、『弱いドライクリーニング作業』を求めている印です。

日本でドライクリーニングといえば、殆どの場合石油溶剤系を使っています。

パークロロエチレンは、洗浄力が強いのですが生地を傷めることがあるので、一般のクリーニング店では使用していません。

ですから『丸囲みP』のマークがあっても、一般的なドライクリーニング店では、石油系溶剤でのクリーニングをします。

石油系溶剤って

ドライクリーニングで使用される石油系溶剤って、なんでしょうね。

実は、工業ガソリンという分類になる『クリーニングソルベント』というサラサラの揮発性液体です。
自動車のガソリンは引火点が-40℃と極めて引火しやすい危険物ですが、クリーニングソルベントは、引火点が+38℃なので、自動車用ガソリンほど危険ではありませんが、燃焼性がありますから危険物に変わりはありません。

金属加工工場では、灯油を使って部品の洗浄をすることがありますが、有機溶剤は油分を溶かす力があります。

ドライクリーニングは、これとおなじように、有機溶剤の力を借りて油性の汚れを落とす方法です。

洗濯マーク全体の意味は

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